大抵の歯科医院では衛生士さんや助手さんが印象に石膏を流していることと思います。
人が入れ替わって個人差が出たり、模型の精度を上げたいといったところから、基本的な石膏の扱いをレクチャーしてほしいと依頼がありました。
聞きたい内容は以下のようでした。
・アルギンのトレーへの盛り方。
・外した後の保湿箱での扱い。(変形を避けるためのポイント)
・普通石膏と硬石膏の練和法と注ぎ方。 厚みも含めて。
・硬化までの保湿箱での取り扱い。
基本的なところを中心にお願いできれば。
時間が余るようでしたら、テンポラリーのデモもお願いできると嬉しいです。
限られた時間でしたので、半分は画像で目に見えづらいトラブルの現象や対策方法などを提示して、もう半分は実際にデモをやってみました。聞けば衛生士学校では印象や石膏の扱いについてあまり触れていないそうです。
聞いてくれたスタッフ全員に石膏を練ってついでもらっていたら、予定時間を大幅に超過してしまいました。休み時間が少なくなるのにも関わらず、熱心に聞いていただいた皆さんに感謝です。
当然時間が余らなかったので、テンポラリーのデモはできませんでした。ぜひまたお声がけいただければと思います。
私のデモでスパチュラを持つ手が小刻みに震えていたのは、スタッフに囲まれて緊張していると思ったけど、石膏に微妙な振動を与えているんですね!と気づく方がいました。
が、本当は引きこもりの私が大勢の女性に囲まれて緊張していたのは言うまでもありません。スパチュラが手汗でヌルヌルしていたのは秘密です。