clinical case 5

ファイバーコアが装着されたe.max補綴のケース。

撮影されたシェードガイドのタブはA3とB3だが、口腔内のカラーはかなりバラバラだ。

上顎右側1の透明感と白い縞。右側2のエナメルは結構白い。

補綴されたMBはA2~A3。下顎1はなんだか暗い。

上顎右側1に合わせる予定だが、画像とにらめっこしていると目がチカチカする・・・

既存のMBや下顎1の感じからも、上顎右側1は結構透明感のあるアンバー系のエナメルではないかと予測。

シェードガイドA3よりもやや暗く色味が濃いが、D系統の色なんじゃないかと思ってD3のインゴットでプレスしました。

いま思えばこれが大きな間違いだったのですが、どうも下顎1の色味に引っ張られて・・・

 

試適の状態を見るとかなり暗い。orz

一番近いのは案の定、下顎1でした。皆さんにご迷惑をかけて申し訳ないのですが、これじゃセットできませんよねぇ。

ベースの色味が違いすぎるので、削って陶材盛り直しでは修正できないと判断。

A2のインゴットで再プレス!

なんとかこれで合格点をいただくことができました。

 

(画像の左側が1回目のD3、右側が2回目のA2。)

結局、はじめに目がチカチカしていたのが尾を引き、目標である色を見誤ったのが敗因かなと。

セットした後の写真はいただけない事が多いのですが、結果はどうあれ見せていただけると今後のケースの参考になります。

 

医院によって撮影機材も違いますし、撮影時に選択するシェードタブも正直偏りがあります。上手に脳内で色変換するのには、トライアンドエラーで数をこなすしかないのかもしれませんね。

HAGI dental lab

〒365-0036

埼玉県鴻巣市天神4-3-10

Tel.048-543-0333

定休日 土.日.祝日

休日でも宅急便の受取りはできると思います。

 

技工指示書
お手持ちの技工指示書が無い先生は印刷してお使い下さい。
「お問い合わせ」からご連絡頂ければ、後日正式なものをお届けいたします。
order form.png
PNGファイル 366.3 KB